自己啓発・ビジネス

【ラックマネジメント】1億稼ぐ人の「超」メモ術



タイトル:1億稼ぐ人の「超」メモ術

著者:市村洋文

ラックマネジメント



元野村證券の伝説の営業マンで、20代にたった一人で2000億円もの運用預かり資産を集めた市村氏が書いた書。その秘訣がメモである。

書店に行けばビジネス書やそれこそメモの書き方やノートの取り方、はたまたアナログツールを使うのかデジタルツールを使った方がいいのか様々ある。実際どれが正しいのか分からないのでやはり読んでピンときたものや、試して効果があるものを継続すればいいと思う。身も蓋もない話しだが真実だと思う。

その中で私も今真似しているのが本書に書かれている「超」メモ術である。といってもまだまだ俄かではあるし、出来ていない部分がある。それでも自分で良いと思って即行動もしたし、頭が以前よりも整理されてきた実感はある。また自分自身だけでなく他人の反応もいくらか変わった。正直他人がどうかは関係ないし気にする必要はないのだが、それでも仕事をする上で他人との関わりは必然だし一人でできる事なんてたかがしれている。結局は自分ができることと他人に補佐してもらう事の掛け合わせで仕事は成り立っている。だから他人からもプラスに働くのであればこの「超」メモ術はやって損はないと思う。

で早速本書の内容を少しだけ紹介したいと思うが、至って単純で何度か見聞きした人もいると思う。

手書きをすることで思考は整理される

本書より

課題があるとき当然頭の中であーでもないこーでもないと、行ったり来たり考えを巡らせる。すぐに解決策が閃けばいいが、余程の天才でなければそんなことは稀だと思うし私は凡人も凡人なのでそういったことは記憶がない。そういう時に武器になるのがメモ。一つ一つ問題、課題、要件、条件、要素など頭に浮かんだことを外部メモリに書き出し鳥瞰できる様にする。そうして頭の記憶容量を空けて思考するためだけのスペースを確保する。書くことで頭の中だけではフワフワとしていた概念などが目でみて分かる形にする必要がある。だからメモに書かれた物は頭にただ漫然としていた状態よりもはっきりくっきりクリアな状態で吐き出される。これだけでも効果がある。

更にその情報一つ一つだけでは断片だった物が、メモとなりどの様にしても組み合わせられる状態になるので、新しい発見が生まれ解決の糸口になる。要は新しいアイデアとなる。

ここで注意したいのがメモには1要素だけを書き込むというルール。紙が勿体ないからといってびっしりと埋め込んでは行けない。日付と要点だけを書き込む。そうするとメモがいくつか出来上がりそれらを自由に手で動かし組み合わせたりすることができる。そうすると一つだけ、頭の中だけで考えていては浮かばなかった発想が溢れ出す。それを可能にするのがブロックメモ。著者がいくつか紹介しているので、描きやすく見た目もそれなりに良いものを自分で選んでみるといい。


またメモは普段から書くことが成功の秘訣。ではどんな事をどんな時に書くのか。

ちょっと何かを思いついたら、後で使うかどうか、実際使うかどうか関係なく書いておく

本書より

このように著者は言っている。迷っている時間も勿体ないし、そもそもどこでどう素晴らしいアイデアに繋がるかは予測不可能。ビジネスではどんな小さなことが大きなビジネスのきっかけになるかは全く分からない。だからこそ選り好みせず勝手に取捨選択せずメモすることが重要。そてしいつでもメモできるように準備しておく。それも可能にするのがブロックメモ。メモを複数枚ペンと一緒に忍ばせておけばどこでもさっと取り出せて書くことが可能だ。ノートだとそれが困難だし、後で分解して情報と情報を掛け合わせる時にも向かない。習慣にするのは大変だと著者も言っているので、気に入ったブロックメモを数枚必ず持ち歩く。自宅であれば至る所に置いておく。ビジネスであれば内ポケットなどにストックしておく。そして書いたらここにしまうとルールを決めておくことが肝心。ルールを決めないとどこに書いたか分からなくなる。そして必ずその日のうちに書いたメモを整理する。

それでもどんな事でもメモして書くのは大変だと思うしそれこそ漠然とし過ぎて分からないと思う。ポイントは情報とそれを受け取って自分の心がどう動いたか、感じたかをその場でメモする。即メモ→視点が変化→情報や心の動きに敏感に→アイデアに対する感度が上がってくる。

またメモには副次的な効果として手書きをすることにより記憶の定着や学習にも効果がある。特にビジネスの現場であれば商談や打ち合わせなど相手がいるケースが非常に多い。コミュニケーションが大切なのは言わずもがな。その時に傾聴しながら相手の発した言葉をさっとメモする姿勢は敬意も伝わる。これは重要なスキルだしやって損はないと思う。別にパソコンでメモを取るのが悪いとも思わない。でも物事を円滑にして記憶も定着させ学習にも効果がありアイデア出しにも有効であるのであればやればいいと思う。

ではなんでもかんでも手書きメモが優れているかと言うと私はそうも思っていない。膨大な情報や議事録など正確な情報を記録し保存するのであれば圧倒的にデジタルツールが優位だと思う。だからケースバイケースでどうするのか考えて自分の中でルールを決めて選択して行けばいい。一番危ないのは無批判に受け入れる、または拒否すること。あとは嫌々にやること。楽しくもない方法では身につくものも身につかない。でも偏見は取っ払って試しに行動して見るのが吉だと思う。

後はメモとは異なるが著者は書店で週末15冊から20冊程度購入し乱読をされているようだ。異なる情報をインプットすることで新たなアイデアが生み出される。アイデアと言うと全くの「無」から産み出される斬新で独創的なものを想像するがそんなことはない。既存の要素と既存の要素を組み合わせてできた物が圧倒的に多い。であるならば既存の要素をどれだけ蓄えられるかが重要である。だから情報を蓄積する。ニュースやSNSそして身近な出来事から。

脳はすぐに忘れてしまう。だからメモをとる。後で気づくためにメモを取る。要素と要素を掛け合わせるために、敢えて元からバラバラになっているブロックメモに書く。その日の内にメモを鳥瞰する。ノートに清書する。

大変かもしれないが習慣化するまで続けることで圧倒的な成果に繋がる。著者は34年間続けている。膨大な時間。でも始めなければ膨大な時間は一向に蓄積されない。

本書をおすすめします。

以上、ヒント発見士ぴーちくぱーちくでした。

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