自己啓発・ビジネス

革命のファンファーレ 現代のお金と広告【ヒント発見士ぴーちくぱーちく】ロジカルシンキング

超ロジカルシンキング




新世界」の後に本書を読んだけどやっぱり衝撃を受ける。頭が良すぎる。本の内容というか西野さんが考えている事は至ってシンプル。常識だとか慣例があるとする。普通はそこで疑問を持たず当然の事として受け入れるのだけれども、自分で見ていないものや体験していないものは「果たして本当にそうなのか?」、「その方法しかないのか?」、「それをするために選択肢はないのか?」と問いかけるところから始まる。
そして今ある世の中の情報と照らし合わせて解決策を見出し、それを必ず行動する。とにかくやってみる。そしてその効果を最大限に出せるように工夫をする。それも泥臭いけど蓋を開けてみれば超合理的。

世の中には数多くの成功本、自己啓発本、ビジネス書があるけれども、ここまで種明かしをしているものは例があまりないのではないかと思う。というよりも、種明かししたくても出来ないのではと思っと。
というのも、ある程度信念があったり、哲学がありそれに向かって努力をした結果ウンチャラカンチャラで成功したはあるけど、ロジックがない場合が圧倒的に多い。もちろん努力すればクオリティも上がり打席数も多くなるのでチャンスも多くなり、確率論で成功率は上がると思う。でも問題はその人が狙ってやっていなくて、努力した結果論として成功したというのが殆ど。

それとは全くの正反対。全ての行動が全部計算されているのが西野さん。成し遂げたいことがトップにあって、そこへ辿り着くための方法を考え抜いて実践する。軌道修正して実践する。情報収集して実践する。成功するまで地道に続ける。それも休む事なく。はっきり言って無茶苦茶学ぶべき事が多い。

超分業制



これは西野さんの書籍にも必ずと言っていい程出てくるのだけれども、絵本を作る時のこと。映画は普通、監督がいて、脚本家がいて、役者がいて、音響さんがいて、カメラマンがいてとそれぞれの役割があり分業制で作品を作っている。
それはそれぞれのプロだからその人に任せた方がクオリティも上がる。アニメも漫画も。では絵本というと、作家が全て一人で描き切る。西野さんはここに疑問を持った。絵と言っても色々ある。
背景を書くのが超絶プロの人もいれば人物を描くのが並外れてうまい方もいる。色ぬりも。だったら分業にすればいい。でも何故みんなやってないのかというと、絵本という市場が小さすぎて、人を雇うだけの利益が出ない。収支が合わなくなるという理由を見つける。
で、普通はここでやめてしまうのだけれども、ここが違う。じゃあ資金を調達すればいいのであればどうするか。で、行き着いたのがクラウドファンディング。

クラウドファンディングが何かというのは西野さんの本を読めばわかります。ざっくりいうと、「これを実現したいので投資(寄付)してください」と表明し賛同者からお金を集める仕組みの事。投資の方の場合はリターンがあって、寄付はその通り寄付。これをうまく活用して資金を集めた。

いやいや、何で投資してくれるのよ、有名人だからでしょと思ってしまうけど違うという。認知されていても人気がない場合もある。ここで重要なのが「信用」。この信用が如何に大切で今の時代を生き抜くために、お金を稼ぐことよりも「信用」を稼ぐ事こそが必要不可欠と言っている。ではこの信用を稼ぐのはどうしたらいいかと言うのも本書に詳しく書いてある。

例をあげると「嘘をつかない」、「嘘をつく必要がない環境に身をおく」これが大事。こんな単純で分かりやすいことだけど、嘘をつくつもりがなくても、環境だとか空気を読んで大なり小なり嘘をついてしまう事が多分大勢いると思う。積極的に嘘をつくのは論外だけど、ポイントは立場とか環境によって嘘をついてしまうと言うこと。脳ではなく環境。今の自分の環境を見つめ直して、もしそのような環境にいるのであれば一刻も早く抜けよう。私も嘘をつかないように、安易に近づかないようにしたりしている。

広告



タイトルにもなっている「広告」これまたすごい。絵本と言う非常に小さい市場なのだが、やはりそこから疑ってかかる。絵本はどこで買うか?そう本屋。でも本屋だけで販売するとなると数千部から数万部が関の山。そこで「広告」にも色々な仕掛けを行う。少し抜粋するとWEB上で無料公開してしまった、と言うのがある。えぇっ?無料にしたら誰も買わなくなって売り上げ下がるでしょ。と普通思う。でも絵本を買う時の心理てどうなんだろう、から考える。

私は本を買う時はジャケ買いをよくしてしまう。でも子どもに絵本を買ってあげるとなると、内容を良く知っているものを必ず購入する。知らない絵本であれば立ち読みして作品の良し悪しを必ず判断する。そう、絵本の場合は必ず内容を良く知っているものを買う。また絵本をプレゼントすることも多い。知らずに博打のように買ってプレゼントする人なんていない。だから無料公開して広く大勢の方にまずは知ってもらうことが重要と考えた。これ凄い。

あと絵本は読み聞かせもする。これがWEB上となると難しい。絵本は物理的にそこにあり、大きくて横開きで子どもと一緒に見ながら読み聞かせを行う。WEBと本では「体験」が違う。だからWEBで無料で見て「良い作品」と思って貰えたら必ず絵本も買って貰えると言う算段があって、無料公開に踏み切っている。超ロジカルで明確。あとは個展も開きそこで絵本を販売するなど。

他にも多くの知見が本書には詰まっている。西野さんの行動の一つ一つに伏線がはってある。全ての行動は一つの大きな夢を達成するために練り上げられている。考える力とその行動力、圧巻です。

おすすめ致します。

以上、ヒント発見士ぴーちくぱーちくでした。

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