教養・哲学

思考の整理学 (ちくま文庫)【ヒント発見士ぴーちくぱーちく】考えるということ

思考の基本書


刊行から実に30年以上も経っている本書。書店でもちょっと大きいところだと大体置いてある気がする。私は数年前に購入した。今回久しぶりにどう感じるのか読んでみた。

200万部以上も出版されている。東大や京大の生協の売上も非常に多いよう。皆んなが読む、東大生が読むから「良い本」と決めつけるのはよくないけど、長く親しまれているということは、本に人を惹きつけるなんらかの魅力があるからこそ。私も当時ブックオフに出していない事を考えると、手元に残して置きたい理由があった筈(残念ながら詳しい内容は覚えていません)

何度も新鮮な気持ちで読むことができる、私の数少ない能力を活かして読んでみる。そうすると本書が多くの人の手に渡ってきている理由が少しずつ見えてくる。

書かれているのが30年以上も前の事なので、今とは時代が全く違う。だけれども驚くことに人間自身はあまり変わっていない事に気づかされる。「思考の整理学」というタイトルにある通り、多くは、勉強、発想、思考など、どのように考えていくべきかが語られている。

グライダー人間訓練所

私たちの殆ど多くが最初に学ぶ場所は「学校」である。(もちろん生まれてから全て学びではあるが)その学校はどのような場所かというと「グライダー人間の訓練所」であると筆者はいう。

飛行機人間は自分で飛ぶ力があるが、グライダー人間は自らの力で飛ぶ事は出来ない。空を飛ぶことは一緒。「飛ぶ」という解だけを求めるのであればどちらも変わらない。もし、勝手にに飛び上がろうとすれば規律違反とされる。引きずり下ろされる。違うやり方は認められない。

この点はよくよく考えて気をつけないといけない。あまり疑問に思わず大人になってしまった人は特に。この光景は残念ながら会社の中でもよく目にする。今までの一つのやり方があると、それを踏襲するだけ。もしくは、効率的に早く処理するだけ。いくらか時間の短縮はできるかもしれない。

でも疑問を持てば他に結果を出す方法があるかもしれない。そもそも、その仕事をどれだけ早く完了させようが、全くの生産性がない業務かもしれない。やめることが最善の手かもしれない。



他にも、人間が考えるのに最適な方法や時間、書くことの意義、読書から得た情報を知恵へと昇華される方法が書かれています。

目新しいことはないかもしれません。読んだ直後に自分が劇的に変わるということもありません。でも注意深く読んで、少しでも脳が刺激されて、本書の思考方法を取り入れて実践してみる。朝の時間の使い方を変えてみる。一瀉千里(いっしゃせんり)に書いてみる。

私は一瀉千里に今後も書いてみることにしました。逡巡していては何も始まりません。下手だしわかりにくいかもしれないけど、アウトプットしなければ意味がありません。その後更に考えて、今よりちょっとでも前に進めばいいと思っています。

本を読む(インプットする)→書く(アウトプットする)→吟味、批判する(思考、昇華する)
これを目標にこれからもやっていきます。もしよければ皆さまもぜひ。

以上、ヒント発見士ぴーちくぱーちくでした。

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