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これからの生き方【ヒント発見士ぴーちくぱーちく】

芸人で絵本作家でその他20個くらいの肩書きをお持ちの西野亮廣さんの講演会に行ってきました。講演内容と私が勝手に解釈した内容を書き記します。(間違っていたらごめんなさい)

まずはざっくり経歴

1980年生まれ。(私の二つ上)1999年に相方の梶原さんとキングコングを結成。その後絵本を5冊、小説を1冊、ビジネス書を3冊世に送り出しました。以上。

その後吉本の社長に反対されるも、30代でディズニー勝つ、エンターテインメントで世界を獲る為に現在は活動されています。

オンラインサロンも主宰しており現在会員数は25,000人。主宰している責任もあり、メンバーの挑戦の後押しをしている。世の中には夢を持っている人、挑戦しようとしている人が沢山いる。しかし、諦めてしまう人がいる。辞めてしまう人がいる。その理由、弊害はなんなのか?

考え突き詰めて行くと、2つのものが見えてくる。浮かび上がってくる。この2つに集約される。この2つが今回の講演のテーマ。

お金と広告

夢を追う。それにはお金の問題が付き纏ってくる。生活するにはお金がいる。お金が尽きてしまうと、夢を追えず途中退場させられてしまう。最低限、生活にお金は必要。広告はざっくりいうと、どうやって売るのか?どうやってお客さんを呼ぶのか?

だから夢を叶えるのには、お金を広告の問題を解き続けなければならない。しかし、お金と広告は厄介。一つの所に止まらず、常に形を変える。日進月歩。だから本質を捉え続けなければいけない。

例えばファッション業界に目も向けてみる。今はセール品が売れない。セール品が売れないというのは矛盾を孕んでいる。売れないからセールしている。だから安くして売ろうとする。しかし今は安くしても売れないという。

何故売れないのか?それは「メルカリ」で売れないから。

今は購入して自分に不要となったら「メルカリ」で売る。そうすると、購入金額-売却益で実際に利用した金額が算出される。厳密に全員がそこまで計算している訳ではないが、「メルカリで売れない商品」は高く付く、というのが今の世代の感覚。良いブランド品を購入して売却する。偏見かもしれないが少し上の世代は理解し難いかもしれない。世代間ギャップである。

芸人を辞めた

芸人として駆け上がり、冠番組もあった。当時「はねるのトびら」は視聴率も20%を超えた。一気にトップまで上り詰めた。と思っていた。しかしそこで見た光景は、タモリさん、タケシさん、さんまさんの背中。この世界で一番は取れなかった。理由は明確だった。先人が敷いたレールの上を走っていただけだった。その先には当然レールを作った先人がいる。ここからどんなに頑張ろうとも、先人の背中を押して前に進むだけ。いつまで経っても一番にはなれない。

例えば「踊るさんま御殿」にでる。笑いを獲る。そうすると「踊るさんま御殿」が長く続いていく。全ての結果がさんまさんに付く。そういう仕組みになっている。

先人が作ったルールの競技に参加してどんなに頑張っても1位にはなれない。よくて2位まで。25歳でテレビを辞めた。

ある日タモリさんと話す機会があった。タモリさんから「絵を描けよ」と。絵を書くことにした。では絵を書いて勝つ為にはどうしたらいいのか考えた。今自分が勝っているのはなんなのか?

画力は負けている。明らかに自分より上手い人は大勢いる。販売は?ノウハウなんて全くない。

「時間」だけがった。

時間。何ができるのか。絵本のプロには出来ないこと。一つの絵本を作るのに時間をかけること。自分には時間がある。時間をかけることができる。それこそ何年も。

専業と副業

ここでいう専業とは、一つの仕事だけをしている人を指す。副業は複数の仕事を手がけ収入源が複数ある人を指す。専業の人(プロの絵本作家)は絵本を出版して稼がなければならない。作品を早く出して売れなければならない。

一方副業がある西野さんは、絵本が売れなくても食べていけるだけの複数の収入源がある。売れなくても平気。だから極端に時間をかけることができる。それこそ何年もかけて。

これはコスパが非常に悪い。物理的に専業の人には出来ない戦略。絵本は普通20ページとか30ページとか。西野さんは60ページとか80ページの絵本も作ることが出来る。副業には時間の制約から解き放たれる大きなメリットがある。

村を飛び出す

西野さんは今まで2回村を出ている。一つは「芸能村」。もう一つは「絵本村」。村を出ると必ず「村八分」にされる。要するに「バッシング」を受けるのである。

外に出ようとすると必ずバッシングにあう。ひな壇に出ないと決めた時。「ひな壇に出ろよ芸人なんだから」と。皆んなと違うことをしようとする。皆んながしていることをやめると。

そんな時の乗り越え方は。気持ちを強く持て!!
ではない。何回も何回も叩かれるとめげる。多分いずれ折れる。嫌になってしまうだろう。

ではどうするのか?

それは「ロジック」を持つこと。ロジックがあれば、自分がその道を選んだ理由を明確に説明出来る。その都度自分に言い聞かせることが出来る。間違っていないのだと思い直すことが出来る。

東京オリンピックのエンブレムの話

最終選考には、モノクロ1つとカラー3つのデザインが残った。それらの合格する確率が25%ずつ。ではない。一つだけ明らかに違う要素のものがある。そうすると構図はこうなる。
モノクロ VS カラー

こうなると確率はモノクロ50%とカラー50%になる。4つのデザインが残ったのでモノクロ50%とカラー16.6%,16.6%,16.6%。戦略としては四面楚歌が有利という話。

マーケティングテクニック

西野さんはとにかく炎上する(笑)何か悪いことをした訳でもないのに。

普通企業であればネガティブな内容、バッシングがあれば火消しに走る。しかし、ここは「シェア」するのが正解。(犯罪とか倫理に反したことは別)

芸人を辞めて叩かれ叩かれまくる。ずっと叩かれまくる。その間別の道を歩む。その道を耕す。まだ叩かれている。耕す。そうすると何もなかった荒地にも水道が出来る。電気が扱える様になる。だんだん整備され、町が出来る。そして5年が経つ。

「あれ?ライバルがいないじゃん」と。

西野さんの真似をすると叩かれると認識される。シェアしているから世間に広まる。誰も真似しない。結果として競合がうまれない。ブルーオーシャンが長く続く。ここで気づく。スタッフにシェアしまくれと指示を出された様です(笑)

ブルーオーシャンをより長くする為にバッシングは活用するべし。

絵本の話

最初に絵本を作った時に天才だと思われた様です。(結果その作品はボツになった)よくキャラクターが勝手に喋り出すという話しを聞く。それがまさに起こった。どんどん話しが出来上がっている。音楽家であれば天からメロディーが舞い降りてくる。指先が勝手に動き出し、弦を弾く。音楽が溢れ紡ぎ出す。

ある家族4人がいた。お父さんとお母さんとお姉ちゃんと妹。夏に農村へ引っ越す。ある日妹が何か不思議な生き物を目にする。その生き物を追いかけて森に入っていく。森を抜けると大きなバケモノがいた。そう、西野さんは「となりのトトロ」を描いていた(笑)

流石芸人。ちょいちょいこういう面白い話しを織り交ぜてくる。面白いし聞き入ってしまう。話すスピードもめちゃくちゃ早い。だから飽きない。テンポがいい。面白い。

話しを戻すと最初に出版した絵本は3万部しか売れなかった。実際絵本は5000部も売れればベストセラーと言われる。しかし西野さんはエンターテインメントで世界を獲るといっている。100万部は売りたい。2作目も3万部しか売れなかった。

「最近西野って見ないね」「オワコン、オワコン」と言われる。終わってなんかいない。活動の場所を変えただけ。絵本も出している。しかし世間では認識されていなかった。絵本を作ってもカウントされなかった。

人に届かないと意味がない。今までは販売は任せっきりだった。クリエイターとして、必死に売るのはダサいと思っていた。お金の話は汚いと思っていた。だってその様に育てられてきたから。

でもちょっと待てよと。いわば絵本は自分の子供。作家は親。自分の子供を今までは育児放棄していたのではないか。無責任だったのではないか。ここでようやく「売る」ということに向き合うことにした。

でも「売る側」のノウハウなんてわからない。方法論を知らない。では「買う側」を考えみる。自分がどんな「作品」を勝っているか。

本…月2冊
CD…8年間買っていない
壺…買ったことがない。売り場さえ知らない(笑)

そう。「作品」は買わない。ではん何なら買うか。

水、食料などの生活に必要な物、生活必需品は買う。生活に必要な物は買うけど「作品」は買わなくても生活に困らない。だから買わない。

でも待てよ、と。例えばシンガポールに行った時は「マーライオン」を。広島に行ったら「ペナント」を。京都に行けば「御用の提灯」を。誰も取り締まらないのに買っていた。

そう、「作品」は買わないけど「お土産」は買うのだ。

「お土産」とは、その時に「体験」した「思い出」を思い出す為の「装置」。映画のパンフレットもそう。人は体験した思い出、お土産は買うのである。

ということは「作品」を「お土産」とすればいい。

絵本をどうすれば体験させられるのか。絵本の原画が沢山ある。そこで原画を無料で誰にでも貸し出せる様にした。誰でも原画展を開催できる様にした。その代わり、出口で「絵本」を「お土産」として販売してもらうことを条件に。

この仕組みを構築した事により、理論上は貸し出しを辞めない限り絵本が売れ続ける。書店とかamazonで売れればラッキー。本丸は原画展。体験を如何にデザインするか。その後に「お土産」を売るか。これが大切。

西野さんのお知り合いに、世界的なパティシエの小山進さんという方がいらっしゃいます。その方は広大な敷地に小さなチョコレートの売り場を持ちます。またそこには12才以下の子供しか入れない、子どものためのお店〈未来製作所〉がある。入り口は小さい。

そこでは、チョコレートが出来る過程を体験出来る。体験した子供は出てくると親に一所懸命その事を話す。帰りにお店でチョコレートを買う。体験→お土産、である。

ディズニーランドもそう。アトラクションの出口にはお土産。一日中遊び尽くす。帰ろうとすると、両サイドにお土産屋さんが立ち並ぶ。

お金の話

「えんとつ町のプペル」は分業制で作ることにした。40人で。絵本はなぜか一人で作っている。世の中は何を作るにも分業制。映画もそれぞれ役割が決められ、その道のプロが作る。監督、俳優、衣装、照明、カメラマン、音響などなど。

絵であれば、空を描くのに特化した人。キャラクターを描くのに特化した人。背景を描くのに特化した人。それぞれのスペシャリストが描けばクオリティも劇的に上がるはず。こんなことは誰でも思いつくはず。でも形になっていない。

アイデア自体に価値はない。あらゆる情報が一気に拡散する現代。アイデアなんて一気に広まる。それ自体意味がない。形にしてこそ価値がある。

では何故形になっていないのか?絵本は分業制で作られていないのか?

絵本市場は非常に小さい。だから儲からない。だから40人分の給料が払えない。制作費が出ないのである。ここでもお金の問題が発生する。だから絵本は一人で作るものという常識が蔓延ってしまった。本当はルールなんてないのに。

じゃあ、資金調達をしてしまえばいい。お金さえ解決できれば絵本でも分業制が導入できる。今はそれができるのだ。

クラウドファンディング

実際に西野さんは1万人からクラウドファンディングで5,600万円を集めた。お金を集められるシステムが存在する。ただし気をつけなければならない。クラウドファンディングは「お金のなる木」ではない。

特に注意が必要だが、有名人はクラウドファンディングとの相性が最悪である。

ロンドンブーツの淳さんが、クラウドファンディングを過去実施した。淳さんはフォロワーが270万人もいたが実際170人からしか集まらなかった。200万円にも見たずクラウドファンディングは実現しなかった。(クラウドファンディングには色々とやり方があります。)

何故なのか?クラウドファンディングの本質を理解しておかなければなりません。お金の本質も理解しなければなりません。

お金とは→信用を数値化したものである。
クラウドファンディングとは→信用をお金に両替する装置である。
※クラウドファンディングに集金機能はない。

ホームレス小谷さんの話

詳しくは西野さんの書籍をお読み下さい。簡単に説明すると、小谷さんは正真正銘のホームレス。しかし6年で25キロも太り、毎日お寿司を食べているようです。そして西野さん曰く、小谷さんは「痛風」になったそうです。

こんなホームレスは見たことも、聞いたこともないですよね。ちょっと想像しているホームレスとは違うようです。ニューヨークなど毎日行きたいところにも行っている。

しかしお金はない。だけれどもお金に困ってはいない。

小谷さんはネットショップで何でも屋として自分の一日を50円で販売している。ある人は50円で庭の草むしりを依頼する。小谷さんがやってくる。黙々と草むしりをする。延々と何時間も。お昼になる。これだけ頑張っているからと依頼主がお昼をご馳走する。小谷さんは食べる。オカワリもする。

また草むしりをする。黙々と。延々と。夕方になる。晩御飯もご馳走する。小谷さんは食べる。オカワリもする。たった50円で一日中草むしりをしてくれた。依頼主は悪いと思い飲みに誘う。そして最後に「ありがとう」と感謝をする。

もしこれが1万円だったらどうだろう。1万円も払ったのだから当然という意識にもなる。ここまで感謝もしないだろう。終わればここで縁も切れる。しかし小谷さんは50円。お金は稼がないが、「ありがとう」を稼いだ。「ありがとう」は「信用」だった。

そんな小谷さんは7年前に結婚をした。お相手はこれまた、小谷さんへ仕事を依頼した方。依頼内容は「鬼ゴッご」の人数合わせ。小谷さんはヒッチハイクでそこまで行った。一日中鬼ごっこをした。そしてそのままその女性と一緒に帰ってきて籍を入れた。

一番狂っていたのはホームレスの小谷さんではなく、奥様だったという話(笑)これも書籍で出てきますね。直に聞いてもやっぱり面白かった。

で小谷さんは結婚式をあげたいと。しかしお金がない。一ヶ月フルタイムで勤務しても1,500円しか収入はない。結婚式は200万とか300万とかかかる。そんな大金はない。さてどうするか。ここでクラウドファンディングをする。7年前に。一人4000円で結婚式へ招待するという内容の。

結果2週間で250万円を集めた。7年も前に。まだクラウドファンディングが現在程知れ渡っていない時に。今でさえ芸能人でも200万円を集めることができないのに。小谷さんにお金を出してくれた方は、以前に50円で小谷さんに依頼をしてくれた方。

あの小谷さんが結婚するならお金を出すよ、と。信用がお金に変わった瞬間だった。

さて、これからの時代にあなたはお金と信用のどちらを稼ぐだろうか?

信用を得るために何が重要か。それは絶対に「嘘をつかない」こと。嘘をつく人は信用できない。だからタレントは信用を稼ぐのは合わない。タレントはスポンサーに弱い。スポンサーの意に反することは出来ないし言えない。

グルメ番組もそうだし、その他色々と。何もタレントが悪い人というのではなく、普段をとても良い人ばかり、ただ仕事となると。

ここで見えてくるものがある。嘘は感情ではなく、環境によってつかされてしまう。

だから今いる自分の場所が嘘をつかなくても良い場所か、嘘をつかなければいけない状況になる可能性があるのか見極めなければならない。もし後者なら一刻も抜け出そう。

さて、残念ながら、ここからは内緒にして欲しいを西野さんが仰っていたので、書くことは出来ない。私も信用を稼ぐ為に嘘はつけないから(笑)

この講演を通じて、様々なことが学べた。お金と広告。ここから先の気づいた事をどうするか自分次第である。非常に悩ましい問題もある。私自身は今専業である。これはリスクが非常に大きい。これをなんとかしなければならないと思っている。

しかし夢となると中々「これだ」というのが出てこない。ただ興味がある事、好きな事、守りたい事がある。これらを仕事に結び付けられないか日々考えている。情報を収集して何か形にしようと思っている。

ここまで6000文字以上も乱文、長文をお読み頂きありがとうございます。あなたも何らかの形でこの文字列が有用なものとなれば私の喜びになります。一緒に頑張りましょう。

ありがとうございました。

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