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BUG 広域警察極秘捜査班 (新潮文庫nex)【ヒント発見士ぴーちくぱーちく】

タイトル:BUG 広域警察極秘捜査班 (新潮文庫nex)

著者:福田 和代

ターゲット層:近未来に憧れる人。弱い立場のものが立ち向かうのが好きな人。警察や犯罪が好きな人(ちょっと意味が違うか)。

要約:若き天才ハッカーが死刑判決を受ける。航空機を墜落させ500以上を死亡させたが理由。しかし本人は否認。要するに冤罪。約10年囚人として自由がない中生きるが、ついにその日がやってくる。その日は死刑執行。

その前日に一人の男がやってくる。協力するなら助けてやる、と。それは広域警察の極秘捜査。表向きには存在しない組織。通称「BUG(バグ)」その意味は皮肉にも、ばい菌やウィルス、プログラムの欠陥。冤罪とは誰も思っていない。世間から見れば「BUG」。

捜査には協力するが、自分には殆ど自由がない。しかしいつかは自由になる。冤罪事件の真相を暴きたい。捜査協力する中で航空機墜落事件との接点が徐々に明らかになっていく。



感想:私が感想を書いた所で誰も興味がないと思う(笑)だから勉強になった部分というか、人はこういう部分で心が動くんだなとか、感じた事を書きます(それを感想という)。であるならば、ビジネスとか様々な部分で、それを理解して転用や応用をしていけば、失敗率が下がり、成功する可能性がほんの少し上昇するのではないかと考えます。


逆境に立ち向かう姿は魅力的



まず、主人公は当時未成年だった。そして濡れ衣を着せられ10年も不自由を強いられる。幸か不幸かハッカーとしての技術を買われ、一命はとりとめるも、そこでの生活に自由はない。

人はこういう姿を見ると応援したくなります。弱い立場を見ると助けようとします。
だからもし、あなたが今辛いことがあったり、うまくいかないことがあっても悲観する事はありません。

あなたが行動しようとしていることが、反社会的であったり、著しく倫理に反しないことで無ければ応援する人が必ずいます。ただそれが見えていないだけです。助けて欲しい時には「助けて欲しい」と声に出すこと。

ただその時に注意するのが努力していること。

自分が助けようとする立場だったらどうか?
口だけで何も行動しようとしない人、そもそも助けなんか必要はなくたんに甘えているだけと分かっている人を助けようとするか?

私はしません。お人好しであれば別かもしれませんが、自分の貴重な時間をそんな事には使いません。きっと多くの人もそうだと思います。だから自分が助けを求める時は、ある程度努力をしているか?そこは気をつけた方がいいと思います。

ただ、ここも注意が必要で、責任感が強すぎたり、頑張りすぎる人は、「まだ努力が足りない」と思って助けを求めることができません。そんな時は「完璧を求めない」こと。そもそも完璧にできることなんてそうそうないし、完璧かどうかは主観が殆ど。相手がどう感じているかなんて所詮わからない。そう楽に思うことが大切です。


技術を駆使、心理戦で出し抜く



この物語は近未来の話なので、現在よりも少しだけテクノロジーが進んでいます。人は最新技術であったり、少し先だけれども、そう遠くなく実現できそうな未来には憧れを抱きます。あまりに空想過ぎると自分ごととして受け入れづらくなるので、あくまでちょっと手が届くか届かないかくらい。

この考えも色々と転用、応用ができそうです。例えば目標を掲げる時。あまりに突飛で実現できなさそうな目標では周りもついて来ないし、自分でも掲げたはいいけど現実味がないので、それに向かって努力し続けるのは困難です。途中で投げ出す可能性大です。

そんな時は大きな目標を細かく小分けしていく。どんどん細かくしていく。そうすると今できること、やるべきことが見えてきます。

…ん?一体なんの話をしているのでしょう(笑)
技術の話からなぜこんな話に?
脳って面白い。勝手にいろんな所に飛んで、勝手に繋がったり。私にはよくあります。

で、これはブログなので、普通は全然違う話になったら一貫性がないので修正するのですが、そんな事はお構い無しに続けます。これが今の私の考えですし、全部思った事だから。

で技術を駆使、心理戦で出し抜く、と見出しで書いたのは、私はそういう話が好きということ。
ただそれだけのこと。

最後に勉強になった文章を引用します。

電子的な広告が増えたいま、手で触れる紙の広告が客に与えるインパクトは以前より大きくなっている

本書より

デジタルシフトが急激に進んでいるからこそ、身体性、身体的経験への回帰が重要になっているんだと思いました。AIが進めば進むほど、身体があること。そこから得られるもの。脳科学でも身体に呼応して脳の部位が出来上がったり、反応する。

人間には知恵がある。ひとは必ず死ぬが、知恵は次の世代に残すことができる

本書より

私ができる事は多くないかもしれないが、昔の人が残してくれた知恵を少しでも吸収し、その上でそれらを組み合わせたり、少しでも進化させていきたい。多分それが一つの目標。だから本を読んでいるんだと思う。


みなさま、ここまでお付き合いありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。

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