自己啓発・ビジネス

未来のモビリティはどうなる!?



タイトル:Mobility 3.0: ディスラプターは誰だ?

著者:川原 英司/北村 昌英/矢野 裕真

こんにちは。ぴーちくぱーちくです。今回は「Mobility 3.0: ディスラプターは誰だ?」を読んでみました。

多分本書を購入する方は、自動車業関連の方、IT関連の方、技術者、経営者、なんかやってやるぞというビジネスパーソンが多いかなと思います。ですがそういった方以外も知っておくと色々と発見がありそうです。

私が本書を購入した理由は、いつもの如く装丁が気に入ったからです(笑)。画像ではわからないのですが、タイトルの青字は凹凸がありキラキラしています。この色合いが何か最先端をイメージさせられ、ページを開くこともなくレジへ。

「PayPay」で購入。バーコードを読んで金額の入力。これちょっと手間です。もっと簡素化されたらより便利なのにと思ってしまいます。

で、話しを戻します。本書は著者が3人います。珍しい。
よく見ると、「アクセンチュア 戦略コンサルティング本部 モビリティチーム」とあります。
どうやら主にコンサルティングを主とした会社の方々が書いた書籍のようです。
https://www.accenture.com/jp-ja


Mobilityって何?


移動性とかそんなような意味なのですが、ここでは人とか物流とかの動き、移動、またそれに関わる人の生活や消費行動をどうデザインして行くのか、と捉えていると思ってます。

その主役となるのが「自動車」。
サーキットとか走り屋とか、自分が運転をする、それ自体を楽しむ事は一旦横において、ある地点からある地点までを移動の手段として扱う「自動車」がポイントです。

現在googleやソフトバンクといった企業が自動運転の開発に取り組んでいます。
まだ少しだけの先の話にはなりますが、近い将来完全自動運転の自動車時代が到来します。

その時に私たちの生活はどうなって行くのか?それを取り巻く環境やビジネスはどのように変化していくのか?このモビリティの覇権を握るのはどの企業なのか?

そんな事を考察して色々な可能性を提示してくれるのが本書の内容です。

あまりこの分野に詳しくなかったので、単純に完全自動運転が実現されれば、人が運転する必要がないから、移動時間、移動空間が自分の自由な時間になるとか、交通事故が激減するとか、タクシーとかバスの運転手という仕事がなくなるとか、そんな安易で漠然としたイメージしかありませんでした。

もちろんそのような変化もあると思いますが、それだけではありません。テクノロジーが進化すると、既存のビジネスモデルが大きく変わります。ビジネスモデルが変わるという事は、既存の企業、業態が大きく変化します。ここをしっかりと捉えていないと、生き抜く事はできません。

しかも影響があるのは、自動車に関連している企業だけではありません。自動車関連企業だけでも裾野は非常に広いのですが、むしろそれ以外の企業も大きく影響します。だからgoogleやソフトバンクといった自動車ではない企業、インターネット関連の企業が、この「モビリティ」をただの「移動手段」と捉えているのではないことが窺えます。


で、どんな内容が具体的に書かれているのかですが、それは本書を読んでみてください。要約することにあまり意味はなく、自分で読んで、どう感じたのか、どう考えるのか、どう行動に移していくのかが大事だと思っています。正直要約だけ読んでもあまり身にはならないと思ってます(笑)

ただ、自分の意見ではなく、他人がどのように感じ他のか、他人の経験を自分の経験値にする事は非常に意味がある事だと思ってますので、私が読んで感じたこと、筆者とちょっと意見が違うかもといった内容を少しだけお伝えさせて頂きます。


ぴーちくぱーちくの感想:本書では「ロボットタクシー」について色々と書かれてあります。みなさまはタクシーをよく利用されてますでしょうか?私は殆ど使うことがありません。本当は無駄な時間を削減できて生産性が上がるので使いたいと思いますが、費用がネックです。

その浮いた分以上に稼げばいいのですが、現時点では浮いた分をお金に換算する仕組みが作れていないし、その分勉強に当てればいいのかもしれませんが、毎日使おうとすると、収益化の前に破産しそうです(笑)

たまに使うとすれば、急な雨で傘がない時や、終電がなくなってしまった時です。でもそういう時は非常に混んで待たされるんですよね。すごい効率が悪い。

完全自動運転が実現されれば、ロボットタクシーが実現できます。運転手が必要なくなり、無人のタクシーに代替されます。人件費がかからなくなるのでコストが下がり運賃も下がります。そうなると利用者が多くなり、稼働率も上がり更に無駄がなくなり相当費用が安くなるのではないかと思います。

利用者からみても費用以外にもメリットがありそうです。運転手がいないので、気が楽です。話かけれれるのが嫌な人がいるかもしれませんが、そんな心配もなくなります。完全なプライベート空間になるので、音楽を聞いてもいいし、電話も気にする必要もなくなります。

その頃には更にテクノロジーも発達していて5Gのネットワークも使っているので、タクシー会社が様々な企業と提携して音楽、映画など見放題、聴き放題のサービスを利用者に提供できる仕組みになっているかもしれません。利用者はそのまま自宅でも使いたいと思うかもしれないので広告効果にもなり、タクシー会社の負担も少なくできるかもしれません。

他には、周りも全て完全自動運転に、信号機とも連動したり自動車同士も繋がり、目的地までの距離、時間がほぼズレがなく、乗った瞬間に計算できるようになるかもしれません。そうなると事前にタクシー代も分かるようになるかもしれません。これは利用者としては安心だと思います。

他には、ロボットタクシーなので運転手がいません。普通人が深夜働くと深夜の割増賃金が発生します(国の法律)。しかしロボットに給料を支払う必要はないので、深夜の割増も無くすことができます。これは期待できるのではないでしょうか?


ライドシェアは普及するのか?


日本では事実上、ライドシェア、有償での相乗りサービスは禁止されています。これはソフトバンクの孫さんも「ライドシェアを法律で禁じている。こんなばかな国はない」と言っています。

しかし世界的にはライドシェアはかなり普及してきていますし、いずれ日本でも解禁されると思います。ただ日本で普及するのかというのは、私は少しだけ疑問を持ちます。

主に自家用車や、方向が同じ人をマッチングさせて相乗りするサービスですが、例えば女性などは「自宅を知られたくない」と思う人も少なからず抵抗を示す方もいるのではないかと思います。

また先ほどの様に費用がかなり安くなり、本数が多くなればわざわざ相乗りをする必要もないのかなと、そんな気がしています。

あとは、タクシーではないが、マイクロバス程度の大きさで、需要が多い地区を延々とルート化させる仕組みであったり、色々と考えられそうです。

他には、これから充電効率が上がったり、充電ステーションが大幅に増えたり、走りながら無線で充電ができる仕組みが普及すれば、世の中はガソリン車から電気自動車に変わります。航続距離が長くなれば、安くすむだけでなく、自動車を動く発電機として捉えることもできる様になります。

災害時にも威力を発揮するし、レジャーでも使えます。自宅の電気にも使えます。太陽光を今よりも効率よく蓄電できれば、ソーラーパネルと自家用車を合わせて、電気代0円時代も来るかもしれません。



不動産→可動産!?



今でもキャンピングカーはありますが、一人暮らし程度であれば、車を自宅として生活の拠点にしてもいいかもしれません。不動産ではなく可動産として。完全自動運転になれば、車の構造も変わるので(アクセル、ブレーキ、運転席も必要なくなる)、使用可能空間が広がります。なんかいけそうな気がします。

それこそ、自家用車ではなく、動くホテルとして泊まりたい時に利用する。寝て起きたら目的地に到着している。そのまま乗り捨てても完全自動運転なので問題ない。災害時にも代替できるのではないかと思います。

この様に、私の勝手な妄想もありますが、テクノロジーが進化することで、世界が劇的に変化します。ビジネスモデルやライフスタイルが変わります。それもそこまで遠くない未来に。本書はそんな未来を想像させてくれると共に、細かい分野の知識を教えてくれたり、これからのビジネスのあり方など多くの発見をもたらしてくれました。

ちょっと馴染みがなく、前提知識がないとわからない部分はありますが、あれこれ想像するだけでも面白いのでないかと思います。

早く完全自動運転が実現されます様に。

ここまでお付き合い頂きありがとうございました。

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