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世界最強企業の本質があらわに!?大胆不敵で信者は憤慨してしまうかもしれない

タイトル:the four GAFA 四騎士が創り変えた世界

著者:スコット・ギャロウェイ

ターゲット層:経営者、ビジネスマン、消費者

読んだ後の効果:物の見方が変わる。データの使い方、見せ方がわかる。プレゼンの上手な魅せ方がわかる。企業戦略が理解できる。

要約と気づき:本書は非常に危険。大胆で挑発的な内容。特にアップル信者は憤慨してしまうかもしれませんので、盲信している方は読まない方が無難です。読む場合は自己責任で。

本書が「読者が選ぶビジネス書グランプリ2019 総合グランプリ第1位」なのか。何故売れているのかが読んでみてよく分かりました。

ある部分をデフォルメしているから。だから興味がそそられてしまい、購入して読んでしまうのだと思いました。これは「ものまね芸人」が売れるのとよく似ている現象なのかなと感じました。

「ものまね芸人」はある有名人の特徴を見つけて(ときには大衆一般、動物、物まで含む)、これでもか、というくらいに大げさに表現する。誇張する。ときには馬鹿にしているのかと思いヒヤヒヤするぐらいまでに。

実際に本物とものまねを同じ場所に置いて、同じ条件で見比べて見ると、そんなに似ていない事がはるかに多い。でも似ている。それは「本質を捉えている」から。明らかにやり過ぎ感はあるのだけれども、物事の核となる部分では間違っていない。私は本書を読んでそう感じました。

世界をリードし掌握しつつある、とてつもなく強大で他を圧倒するGAFA(ガーファと読むみたいです)。グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾンという四騎士。

これら企業の成長の軌跡とビジネスモデル。どの企業が最初に前人未到の100兆円企業となるのか。それは日本の国家予算に匹敵する程規模。それをたった一つの企業がである。

四騎士とそれぞれの特徴と、世の中に与えている破壊的すぎるインパクト、とりわけ資本家と労働者へのそれ。消費者の脳と心、そしてその下の本能へ直接訴えかける戦略。

著者の語り口調と攻撃的な言葉で四騎士を切り裂く。400ページを超えるかなり分厚い本ではあるが、最後まで興味深く魅せられてしまうと思います。でもそれだけで終わらせてしまうのは勿体無い。「楽しかった」で次の書物を開くのでは芸がない。

人間の心理と企業の戦略、成功するための条件など学べる点が非常に多い。また様々な色眼鏡、バイアスの洗脳から目を覚まさせてくる処方薬にもなる。賢くなるための家庭教師にも本書はなります。

今後、グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾンがどのように成長していくのか?この四騎士に食い込んで五人目の騎士として名乗りをあげるのは誰なのか?それはアリババ、ウーバー、テスラなどの企業が?はたまたそれ以外の企業か?まだ世の中には存在していない企業か?

この四騎士が衰退していくのは考えにくいが必ず起こる。取って代わる企業が必ず誕生してくる。今後の展開をあれこれ自分なりに予想してみるのもおもしろい。そうでなくても、本書の分析の仕方や考察も勉強になる。講演を生業としている方は多くの発見がある。

何れにせよ、インターネットに接続する事ができる地球の約半分の人類はこの四騎士、グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾンといった企業から切っても切り離す事は難しい。今後インフラが更に世界中に整備され、5Gといった新たなテクノロジーが普及すれば、AI、自動運転、IoT、ロボット、非接触充電など、更にビジネスモデルは変化する。

でもその時であっても本質は変わらない。その本質を本書は教えてくれます。面白いと思うのでオススメ致します。


これ以降は備忘録も兼ねて、本書で気になった事や、私の勝手な意見、発想を取り留めなく書き記していきます。

・ディスラプションの四騎士

→既存の業界、中間層を破壊

・企業が善良ではないと知りつつプライベートな領域の侵入を無防備に許す

→個人情報、趣味嗜好、画像、価値観などを無料で営利目的の四騎士に献上してしまっている危険性。しかしその情報群を利用してもらうことで、更に便利なるというジレンマを我々は抱えている。一度足を踏み入れたら最後抜け出す事はできない。不可逆性。

・アマゾン…生きるための必需品を手に入れるという退屈な作業のつらさを軽減。ラスト・ワンマイルのインフラ

→今後ドローン配達や移動型販売店など新たなテクノロジーでこの分野がどう変わるのかが楽しみ。更に他の企業が一矢報いるのか、共生するのか。配達で終わらせずその後になんらかの付加価値をつけて差別化するビジネスが出てくるか興味深い。

・アップル…2つの本能的欲求を満たす

 1.神に近く感じられる

 2.異性の目に魅力的に映る

・ビジネス界ではとうてい無理と思われてきた低コストの製品をプレミアム価格で売ることに成功

→たしかに原価を聞くと驚くほど安い。私たちはApple製品の殆どをその製品の価格ではなく、所有する事への優越感を味わうために払っているのかもしれない。もちろんシンプルで直感的とか理由はある。でも不便も多い。他の製品であれば我慢して利用する事はしない。

また戦略が素晴らしい。iOSとそれ以外、どちらを選ぶか。殆どこうやって選ぶ。スマホもそう。販売員もiPhoneは使いやすくて、シンプルでセキュリティにも強くて、それ以外は種類は色々あって、それぞれ特徴があって…と。

人は選択肢が多いと選ぶ事ができなくなる。通常種類が多い方が選択肢が沢山あり売り上げも高くなりそうだが、そうではない。また、数ある製品の中でApple製品とそれ以外という図もすごい。数が沢山あれば、それぞれ選ばれる確率はその数だけ分散されるが(当然機能の差によって変わってくるが、多くの人にとって、スマホの性能、パソコンの性能は上限まで使いこなせてはいない)Apple対それ以外で50%という図式になる。

グーグル…従来のブランドとメディアの死刑執行人

→単純にこの比喩が人を惹きつけるので勉強になる

これ以上書くと、備忘録の方が紙面の大半を奪いそうなので、汚い字ですが読みながら記録したメモも載せておきます(笑)

あれ?画像アップができません。何度試しても出来なかったのでここまでで(笑)

という事で、現在の世界を牛耳っている企業群を知る事は消費者としてもビジネスをする上でもとても重要だと思います。読み物としても面白いです。

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