小説・文芸

大泉洋さんが嫌いな方は読まないで下さい

NG

急にこの出だしでごめんなさい。

どんなタイトルをつけたらいいか悩んでいたのですが、これが何故だかしっくりきたというか、まず伝えなければいけないのはこの注意書きかなと思ったのです。

別に私は大泉洋さんが嫌いな訳ではないのですが、ちょいちょい登場する大泉洋さん。

腹たってくるんですよ(笑)

読んでいると合い間合い間に差し込んでくる。

腹たつんです(笑)

これは「騙し絵の牙」という小説を読んでいて思ったことです(笑)


と、序盤から脱線ばかりでごめんなさい。
ヒント発見士ぴーちくぱーちくです。

本書はビジネスパーソンの方に特に勉強になると思いました。内容は出版社の編集長が紙の媒体を存続させるために奔走するというものなのですが、まぁ会話が面白いんです。

くだらないと言ってしまえばその一言で済んでしまうのですが、言葉選びが圧巻です。

大泉洋さんを当て書きとしているのですが、多分ご本人よりも相当面白いと思いますこの主人公が。
※当て書き…演劇や映画などで、その役を演じる俳優をあらかじめ決めておいてから脚本を書くこと。 goo辞書より

一応大泉洋さんを載せておきますね(笑)

タイトル:騙し絵の牙
著者:塩田 武士

左の表紙になっているのが大泉 洋さんです。
裏表紙も大泉 洋さんです。

そして物語の合い間にちょいちょい写真が挟み込まれてます。

で、本題に入ります。

ビジネスパーソンが勉強になると言ったのは主に下記の2点です。

1.会話の技術が学べる

2.物事の上手な運びかたが学べる


主にこの2点は参考になります。
もちろん小説家希望の方は物語の組み立てとか、人物像の描き方とかそういうのは勉強になると思いますが、ここではそれは割愛致します。



1.会話の技術が学べる

コミュニケーションが大事と言われる昨今。デシタルシフトがどんどん進んでいますが、職場でもプライベートでも人とのアナログなコミュニケーションは欠かす事ができません。

正直なところ、相当なレベルがないと、本書に出てくる大泉洋さん扮する速水さんのようにポンポンと軽妙な言葉は出て来ないかもしれません。

でも、読んでその言葉を分解してエッセンスがどんなところにあるのか、発生しているのかを知ることはできます。

また数多く「騙し絵の牙」のような作品に触れる事で一つでも二つでも吸収して、自分の中にインストールすることはできます。後は訓練次第でインストールしたソフトウェアを動かしていくこともできる筈です。

前後の文章がないと面白さが半減もしくはゼロに限りなく近くなってしまうので、出来れば読んだ後に再度ここに戻ってきてくれると有り難いのですが、このまま進めますね。

例えば

寝てる間に版権移りませんかね?

本書より


絶対にあり得ませんよね。
寝てる間に勝手に版権が都合よく移るなんて。

このように
「絶対にあり得ないこと」+「自分勝手な願望」=「真に受けられない冗談」
として捉えられ場が和むのです。

なんか、芸人さんの漫才を一つずつテキスト化して分析してるみたいですね。
これあらゆることに適用したらめちゃくちゃ嫌われそうです(笑)

でも人前でやらずに、自分が気に入った言葉などをこのように分析するのはとてもいいと思います。

それが合っているか間違ってはよくわからないけど、分析することで仮説ができます。仮説ができればその後検証ができます。その結果を持って修正を続けて行けば今よりも成長ができると思っています。

なぜおっぱいが二つあるのか長年患っておりましたが今やっと分かった気がします。


書こうかどうか迷いましたが、読んでいてめちゃくちゃツボにハマったので引用しております。

ここでのポイントは
「くだらないこと」+「真剣」+「丁寧な言葉」=「面白い表現」
だと思います。

この表現は繰り返し暗唱できるようになるまで頭に叩き込んで、いつでも取り出せるようにしておきましょう。


他には備忘録として気に入った表現を書き記しておきます。

余計な文具でカリフラワーのようになりがちなペンたてのかわりに

雑誌は時代と添い寝する

侵入してないのにセコムのアラームが鳴ったこともありますし

波がなければ水は濁り、風がなければ空気は淀む

本があるから一向に沈黙が気にならない

本書より


他にも色々な表現が詰まっているので、ぜひ自分なりに見つけて分析してみてください。この作業は頭の体操にもなるのでいいですよ。



2.物事の上手な運びかたが学べる

プロセス


仕事をしていると色々な人との折衝が必要になります。

それは社内外問わず。

大体は私たちが進めたい話しがあります。

その案を通すために説明を行います。

でも正面突破ではうまく行かないことが非常に多いと思います。

そんな時にも本書は役立ちます。

ある作家さんに作品の映像化の承認を貰わなければ行けなるなるシーンがあります。
でもそのまま何も考え無しに正面突破しては、成功の確率が非常に低いケースです。

詳しくは書けませんが、承諾を頂くためにはどうすれば良いのか。

話の持って行き方もそうですし、相手にギブを要求する前に自分がギブを先にする。
または、用意しておき効果的にそのカードを出すと行った戦略が必要です。

その駆け引きがうまく書かれているので、大変勉強になると思います。


ブログは600字以上とか、800〜1,400字程度で纏めると良いと聞いたことがありますが、なかなかできませんね(笑)

今もすでに2,000字以上になってしまいましたし、先ほどは4,000字以上になってしまいました。ですので、あまり長くなると間延びしてしまうので、ここら辺で終わりにしようと思います。

著者の塩田 武士さんは「罪の声 (講談社文庫)」で知りました。
罪の声 (講談社文庫)」もすごく面白く、本書も読もうかどうか考えていました。

でも表紙に「大泉洋」さんが載っている。なんか購入するのは悔しい気がして(笑)
結果として読んで正解でした(笑)

本当の最後にこれもよかった文を引用して最後にしたいと思います。

思考を続ける人間には、真贋を見極める目が備わっている。本物を上質を選ぶ慧眼を身につけることが、情報の波にさらわれない、唯一の対抗策。

思考の源は言語だ。

言葉を探し、文化を育も続ける

本書より



以上、ぴ↖︎(*´ち`*)く♪ぱ↖︎(*´ち`*)く♪ でした。

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