教養・哲学

insight(インサイト)――いまの自分を正しく知り、仕事と人生を劇的に変える自己認識の力【ヒント発見士ぴーちくぱーちく】

インサイト
自己認識

自己認識は21世紀のメタスキル

今、まさに自己認識の重要性が高まっています。
自分自身のことを知らないということは、大きなリスクを抱えていることと同義だからです。

私のことは私が一番よくわかっている
これは大きな誤りで破滅への小さいが大きくて強力な第一歩となります。

殆どの人が自分のことを知らないが故に大変な苦労をしています。
そして残念ながら他人にも想像以上の迷惑をかけています

相手に迷惑をかけると必ずブーメランのように返ってきます。
しかも途轍もない代償を提げて。

まずはあまりに自分の事が理解出来ていないという事実、本当の意味で受け入れる必要があります。

そして自分がどのような態度を取ってしまっているのか。
相手がどのように感じているのか。

その上で、どのようにしていけばいいのかという原因、対策、効果を教えてくれるのが本書です。

今までも、この手の書籍は沢山読んできました。
自分に問いかけたり、日記をつけたり、メンターに相談したりと方法はそれこそ書籍の数だけ種類がありました。

この「insight(インサイト)」という書籍は、過去言われてきた事を検証してきた結果生まれています。

その検証した数、様々なデータ、特に事例が膨大な量掲載されています。
その結果として、今まで言われてきた事だけでは不十分であったことを指摘していて、正しい自分の見つめ方を提示してくれます。

読んでいくとかなり耳の痛い話しが出てきます。
今まで信じていいた方法では不十分は愚か逆効果だったことに落胆をしてしまうかも知れません。

目を背けたくなり、読むのを途中で辞めてしまうかも知れません。

でも気づきはそこから始まります。

反対に何も感じずすんなり読み終えてしまった方は、本書内で出てくる事例の一人として、今も大きな問題を抱えているにも関わらず、それに気づかず我が物顔で他人に振舞っているかも知れません。

ありきたりな表現になってしまいますが、読んで良かったと思っています。
すごく大切なことが書かれていて、私が必要としている事が詳細に記載されていました。

一般論とか、理想論、概念だけを煌びやかに紹介して結局なんだったの、と中身がないものではなかったです。

むしろその逆で事例がかなり豊富に出てきます。

説得力が違います。

どんなことに気をつけていけば良いのか、自己認識の罠にかからないトレーニング方法を教えてくれます。

罠にかかってしまったとしても、そこからの抜け出し方もちゃんと提示されています。

でも、読み終えてすぐに人生が劇的に好転することはないと思います。
読んでいくとわかるのですが、非常に根深い問題を抱えていてそんな簡単なことではないというのも分かってしまいます。

ふむふむなる程よく分かった。
これで自分は大丈夫などと思ってしまったとしたら、既に罠にかかっていることでしょう。

そういう人は自分で抜け出すのは至難の業で、信頼できる人の助けが必要です。

また、厄介なのが信頼できる人も本書のことを理解していないと、中々指摘は出来ないかも知れません。

自己認識が出来ていない人は自分は勿論、信頼できるあなたの周りも理解していることが重要です。

だから可能であれば、本書は多くの人が読んで理解する。
これが一番です。

そうはいってもいきなり全員がという訳には行かないので、まずは気づいた人から自己認識とはどういうもので、どのように育んでいけばいいのか、といった初歩的なところからまずは学んでいきましょう。

内的自己認識と外的自己認識

いきなり二つも聞きなれない言葉が出てきてしまいました。
でも安心して下さい。履いてますよ。

冗談はさておき明後日おき。
この二つは下記の通りです。

内的自己認識…自分の価値観、情熱、野望、理想とする環境、行動や思考のパターン、リアクション、そして他者への影響に対する内的な理解のこと

外的自己認識…周りが自分をどう見ているかを知る力のこと

そしてこの内的自己認識と外的自己認識の間には相関関係が見られないようです。

相関関係がないというのが驚きでした。

どちらか一方が出来ていても、足りない。

本書を読んでいくと、この二つを身につける事がどれだけ大変かという事がわかります。

なぜ大変なのかと言うと、「本人が全く気付いていない」というところにあります。

気付いていなければ、どこをどう改善すればいいのかなんて分かるはずがありません。
というか気付かないどころと、自分には非が全くないとさえ思っている事が多いようです。

その原因のほとんど多くが、自分の振る舞いが他人にどんな影響を与えてしまっているのか、全然気付いていない事が挙げられます。

こうなってくると、一人ではどうにもならないので、批判してくれる人が必要になります。

でもこれって難しいって直感的にわかりますよね。

相手のことを思えば思うほど、優しくしてしまい本当のこと指摘することは出来ません。

傷つけないようにしてしまうんですよね。

また根本的問題として、例えば自己認識が不足している上司であればどうでしょうか?

日本企業の構造的な問題で指摘なんて出来ませんよね。
間違って批判などすれば、不幸な結果しか生まれません。

だから、相手に批判してもらうにしても、色々と担保が必要です。

まず、批判を受け入れる準備がある。
批判した人の安全を確保する。
フィードバックする人の安全を確保する事

具体的には心理的安全性の担保

恥を書かせたり、非難したり、罰したりしないこと。
途中で遮らず聞く耳をもつこと。

批判する側も守らなければならない事があります。

事実だけに目を向ける事。
特に主観は入れずに、相手の行った言動など、実際の行動だけにフォーカスをする事が必要です。

もしも主観が入ってしまっては収集がつきません。
おそらく今世紀最大の修羅場を迎える事でしょう。

自己認識をするために

ここでは本書の言葉を少し引用して考えていきたいと思います。

自己認識ができるようにするための方法や間違ったやり方を沢山教えてくれるのですが、全て網羅的に案内することは困難です。

だからその中でも私が個人的に「おっ」と心に引っ掛かったところだけを抜粋抜刀斎して、手短にお伝えします。

内省をすれば悪化していた

内省とは自分の行動や言動を省みることをさします。
反省に近しい意味で使われると思いますが、自己認識を深める効果はなく、むしろ悪化させてしまっていると言います。

内省の問題は間違った方法論を取っているが故にこのような悲劇が発生してしまっています。

自分が何をしてしまい、どう感じたかを言葉にしたり書いたりするのではなく、そこから何を学び、どうすれば今よりももっとよくなるのか。

その事に焦点を置く必要があり、内省というよりかは、アプローチとしては認知行動療法をすべきといっています。

また、重要なのが問いかけの言葉選びです。

「なぜ」の質問は自分を追い詰め、「何」の質問は自分の潜在的な可能性に目を向けさせてくれる。

「なぜ」の質問はネガティブな感情を湧き起こし、「何」の質問は好奇心を引き出してくれる

「なぜ」の質問は自分を過去に閉じ込め、「何」の質問は未来を作り出す手助けをしてくれる

いかがですか?
多くの人が「なぜ」を使ってしまっているのではないでしょうか?

なぜあんな事を言ってしまったのででしょう。

なぜあの人はそんな事を私にするのだろうか。

なぜWhyなぜWhy、

これは某大手日本が誇る超優良企業で最近終身雇用が厳しくなるなーなんて言っていた名古屋を牛耳る世界的大企業のせいだとかそうじゃないとか。

何故は5回繰り返す。

著者はこれを見越してかどうかわかりませんが、ビジネス上の難題に取り組み解決を図る際には「なぜ」と問う事が重要になると言っています。

このままでは私だけが悪者になってしまいます。
トヨタさんごめんなさい。

「なぜ」という問いは基本的に自分の周りを理解する際に役立ち、「何」という問いは基本的に自分を理解する際に役立つ

もー、これを早く言ってちょって感じなわけですよ。

日記は書くな

嘘でしょ?
嘘です。

いや、正確には毎日は書かない。が答えです。
俄かには信じられないですよね。

私も信じられません。
著者が言わんとしていることは理解できたのですが、完全同意しまうとまではこれは思えませんでした。

でも日記の書き方は注意しなければならないかもしれません。
もしあなたが日記を書いているのであれば、本書が推奨している書き方と照らしわせてみるべきです。

そしてこれは今回書きません。
私は日記を書いていません。

それに、まだ毎日書かないというのは納得できてないですからね。
怒ってます。
プンプンです。

とまぁ、好き勝手に書かせて頂いて、しかもここまで読んでくださった方がいるというのは、本当に感謝でしかありません。

ありがとうございます。

本書は全部で500ページを超えるので、読了するには少し大変かもしれません。

全てに目を通すことでどれだけ自己認識というものが大切で、どれだけ私たちが自分のことを知らなすぎるのかやっと知る事ができます。

無知の知ではないですが、知らないという事を知ってからが本当の始まりです。

まずは知らない、を知るから始めてみませんか?

自分の事を理解し良く知る事はとても強い武器になります。

どんな場面でも自分が何者かを知っている人、芯がありブレない強固な意志を持っている人はとてつもなく強いです。

みんなから憧れますし、惹かれます。

尊敬されるし、よいことづくめでしょう。

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