小説・文芸

新装版 46番目の密室 (講談社文庫)-正統派の密室推理小説-

46番目の密室

正統派の密室推理小説

私は推理小説が大好きです。
面白みがない答えになりますが、謎を解明していくプロセスと最後の予想だにしていなかったトリック。そして犯人が吐露する犯行動機。

初めは淡々と事件が起きて後半になるに連れて少しずつ物語に入り込んで魅了されていく。

早く次の展開が知りたくて気になりだしていく。

本書は大体400ページ程度あるので、最初から最後までノンストップで読み切るのは難しく、どうしても合間合間の時間を利用して読まなければいけませんでした。

ただ途中で栞を挟むのが口惜しい。

なんとなく分かりますか?

テレビドラマを見終えて来週になるのが待ち遠しくなる感じ。

推理小説を読む時はいつもそんな感情を抱きつつ読んでいるとかいないとか。

この「46番目の密室」は凄く斬新な訳でもなく度肝を抜くような展開や奇抜なトリック、読了後の騙されたと悔しくも何故か爽快感がある、というような作品ではなく(これはこれで失礼なものいいかもしれませんが)なんというか正統派でまっすぐなな密室ものの推理小説でした。

あらすじなんかは正直Webページを見るか本屋で立ち読みでもして下さい(笑)

ただ私は個人的な記録と感想を好きなように書き記したいだけなので(笑)

あと読み始めの最初の方から感じていて、やっぱり最後も同じ感想を抱きました。

それはずるいという気持ちです。

いきなり上記に書いたことを撤回する羽目になるのですが、「日本のディクスン・カーン」や「密室の巨匠」と本書内で呼ばれている大物推理小説作家の真壁聖一が最後に書き上げたという「地上の推理小説」だとか「天上の推理小説」といった比喩を用いた表現が度々出てきます。

その真壁聖一はそれをこの世に披露する前に犯人によって殺害されてしまいます。

どんなトリックが使われて犯行不能な完全密室殺人。
強固なアリバイ。
誰がどう見ても殺人なのだが、外部からの犯行は不可能。

今まで見たことの内容な緻密で鮮やかなトリック。
凡人にはおよそ発想不可能な奇想天外なトリック。

この「天上の推理小説」といった表現を最初に見た時に、上記のような想像妄想が頭の中を駆け巡ると同時に、恐らくそれは披露などされずにこの小説は終わってしまうのだなと思った。

よく音楽に関係した小説でも、「この世のものとは思えない旋律」といった表現と同じように、実際には味わうことが出来ない感覚。

でもその言葉も読むと想像を膨らませずには得られない衝動。

本書の本筋とは全く関係ない所かもしれないが、私は常にそれを頭の片隅に入れながら読んでしまいました。

そして残念なことに私の願いは叶いませんでした。
それを味わうことが出来たのは犯人だけだったようです。

なんとも羨ましい。

で、もしもここまで読んで下さった方は戸惑っていることでしょう。

だって「46番目の密室」の書評だとかネタバラシ含んだ内容の紹介ブログと思って読んだ方しかいないと思います。

でも私は先ほども書いたように、書評をしたい訳でもないんです。

読んだあとの今の気持ちを残しておく。

読んだ後にも関わらず内容をもうすでに忘れかけていて、書いたことが本当かどうかさえも危うい。

しかし書いていると思考がクリアになって、気持ちがよくなってくるのです。

なんかよー分からないのだけれども楽しいんです。

ほんと書きたいことを書いて読者のことを考えていなくてすいません。

でも読んで下さってありがとうございます。

こんなくだらないことに付き合ってくれる方と交流してみたいなーと思ってます。

もしよければどんなことでも構いませんのでコメントなど頂ければめっちゃ喜びます(笑)

以上、ヒント発見士ぴーちくぱーちく(@pi_chikupa)でした。

 

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