小説・文芸

大ヒット映画原作-小説 天気の子

天気の子

新海誠監督が自ら執筆 大ヒット映画の原作小説「天気の子」

今凄い人気のようですね、ってみなさん当然知ってると思います(汗)

私はテレビをあまり観ないので、本書が「君の名は」で有名な新海誠監督の作品だということさえも全く知らずにamazonでポチッと購入しました。

勿論その時に著者の名前も目に入っていなかったので、届いた時に、ほーほーっと。だから売れていたり人気があったりオススメに出てくるのかと感じた次第であります。

こんな風にかくと誤解を招いてしまいますね。別に売れているのは「君の名は」があるからだけではないかもしれませんし、そうなのかもしれません。そこのところはよくわかりません。

私はまだ映画を観ていないので、小説の事にしか触れることは出来ません。

まぁそんな前置きはいいのですが、とにかく先程読み終えて今こうして書き始めています。

ここであらすじを書くのもすでにご存知の方ばかりだと思うので、それさえも割愛します。

映画がどのように展開されているのかは分かりませんが、あとがきでも触れられているように、印象的だったのは、文字で世界観やストーリーなどを描写しなければ読者に伝える事が出来ないので、多くの比喩、表現が散りばめられています。

元から映像化がされる前提の作品だからかと思いますが、他の小説のそれよりも格段に沢山の例えがなされています。

ここからは想像ですが、どちらを先に、映画が先が小説が先かは分かりませんが、どちらか一方を観てそのあと臨んだとしても世界観が損なわれる事なく、また違った楽しみを得られる作品のような気がします。

また文章を書くのが好きな方、勉強したい方は小説から学べる事が多いと思います。

印象的で思わずマーカーでひいてしまった2事例

私はビジネス書だろうが、小説だろうがどんな書籍でも気になった文章には黄色の蛍光ペンでマークをします。

本書でも特に印象に残った二つの文章がありますので、ここに書き記しておきたいと思います。

これ以上僕たちになにも足さず、僕たちからなにも引かないでください。

どうですか?私はこの一文が物凄く刺さりました。登場人物の切実な心の叫びが聞こえてくるようでした。危害を加えないでくれ、放っておいてくれ、奪わないでくれ。色々な葛藤の中この言葉が生まれ、抑えきれずに溢れ出してきた、漏れてしまった。

本書は半分くらいまでは淡々とストーリが展開されていきますが、後半に差し掛かると急展開が待っています。「君の名は」ではありませんが、彷彿とさせるような疾走感があります。

話しの展開もそうですし、登場人物の心情にも同様にスピード感が出てきます。多分新海誠さんの得意とする分野なのかなーとか思ったりします。

世の中の全てのものが自分のために用意されていると信じ、自分が笑う時は世界も一緒になって笑っていると疑わず、自分が泣く時には世界が自分だけを苦しめていると思っている。

少し長い一文ではありますが、この文章にはとても共感をしました。そして反省をさせられました。何かいい事があると視界は明るくなり、全てが幸せに見える。自分が落ち込んでいる時はどんな慰めも耳に入らず、世界でただ一人自分だけが孤立させられ救いなどないように感じてしまう。

私たちは都合のよい存在で、自分が見たいように世界を解釈しその通りに目の前に現実を映し出してしまいます。

「天気の子」の話し自体は面白いのですが、個人的には上記の2つの文に出会えただけで大満足でした。そして小説に先に触れてよかったとも思っています。

この2つの文が映画に出てくるのかは分からないのですが、多分映像を見ていては気づけず物語に溶け込み自然と流してしまったのではないかと感じています。

本書を読んで改めて「本」というものは素晴らしいものだと感じさせられました。情報が一切なくただあるのは目の前の文字だけ。データ量が限りなく削られ圧縮されているからこそ、読者は真剣に文字と対話し、少ない情報から思考を巡らせその意味を読み取る。時には映像にしようとする。

映画は圧倒的に絵からの情報が多く、その聴衆の負担を軽減させてくれる。勿論映像美や音楽など絶対に書籍では表現できない良さがあります。

だけれども、さっきも言ったように、この文は見つけられなかったと思うし、今私が行っているように、その文を反芻し思考を巡らせることはなかったように思います。

青春

ありきたりですが、「青春」を感じさせる小説です。応援したくなるし、もどかしい感じもする。非現実的な世界なのに違和感がない。またしっかりとそれには意味があり代償が切なく苦しい。

コミカルな部分もあり、一人一人にしっかりと個性があります。

毎回言ってはいるのですが、このような作品を私は好き好んで自らはあまり読む事がありません。でもたまにこういう作品に会うからたまに読んでしまうんですね。

勿論人の好みはそれぞれで、本作品も好き嫌いはあるでしょう。でもね、やっぱり売れている作品にはそれなりの理由があるから、小説でもいいし映画でもいいから見てみたらいいと思います。

えっ?私ですか?
映画を見に行くかはわかりません(笑)

今映画は8月2日公開のドラゴンクエストの「ユア・ストーリー」で頭がいっぱいですから(笑)

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