小説・文芸

これ独特-西尾維新さん著作100冊目-ヴェールドマン仮説

ぼく以外、家族全員「名探偵」。

天衣無縫の新時代エンタテインメント

ぼく以外、全員「名探偵」。

著作100冊目!

上記3つが本の帯に書いてありました。天衣無縫だとか名探偵だとか100冊目といったキーワードで本書を手に取り購入して読んでみました。そういえば失礼ながらお恥ずかし著者の西尾維新さんの著書は読んだことがありません。

ごめんなさい。

それにしても100冊目とは凄い数です。本を買う時には必ず挟まれている紙の栞にその100冊が載っていたので紹介しておきます。多分読んだことない筈ですワタス。その確認作業の一貫。

自宅のあかりの下で手がブレブレになりながら撮影下ので読みづらいですね。だから面倒ではありますが、いやイヤ嫌ながらも書き記しますね。とほほ、

1.クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い

2.クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人織

3.クビツリハイスクール 戯言遣いの弟子

4.サイコロジカル(上) …

100.ヴェールドマン仮説

本書の栞より

ごめんなさい。たったの4冊目で挫折しました。だってタイトルが結構長くて漢字変換が一発でいかないのが多くて。今私はMacBookProでブログ記事を書いているのですが、Windowsと違って結構予測変換がしづらいんです。

っていうPCのせいにしつつ、100作も小説を世に出せるというのは凄すぎますね。

そしてタイトルを見てて思ったのが、本書「ヴェールドマン仮説」のようにタイトルがカタカナから始まっているのが14作目の「ネコソギラジカル(下)青色サヴァンの戯言遣い」以降登場してません。

※カタカナから始まる

14作目までは9作もカタカナから始まるタイトルなのに。理由はないのかもしれませんが、何故か気になります。著者の意向なのか出版社の意向なのか。出版社の意向で自分を抑えていたが、100作目という記念となる節目に出版社からの許可が出たので、カタカナを復活させたのかとか、そんな意味があるようなないような事を考えたり考えなかったりしながら本書を読んでみました。

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やたらと変わった名前と登場人物が多いけど覚える必要なし

9人の大変読みづらく覚えづらい名前の家族が登場しますが、読み終えて思ったのがこんなにも人物が必要だったとは到底思えません。多分3人くらいでも良かったのではないかなと思ってしまいます。

よくある登場人物が覚えられなくて、小説を読みながら前のページへ戻って確認してまた読み進める。そんな光景をよくしてしまいますが、その必要は一切ありません。全然覚えてなくても話しの内容には全くもって影響しません。語り手である主人公とお姉さんと妹の3人くらいの区別がつけば多分大丈夫です(笑)

 

ストーリーよりも著者の言葉選びが肝

こんな事を書いてしまっては批判殺到かもしれませんが、物語の展開とか話しの面白さとか設定云々よりも、本書で書かれている主人公(語り手)の語り口調というか言葉の選びかたが独特で、そちらの方が面白かった。

大変烏滸がましいを通り越して、不遜な態度だとか思われるかもしれませんが、何か書き方というか考え方なのか、なにやら近しい雰囲気勝手に感じてしまいました。

ストレートにものを言わないところや、回りくどいというか不必要な表現というか。本筋には全く関係ない枝をあちこちに生やす様とでも言いましょうか。

無駄とか余白とか、なくてもいいのだけれども、ある事によって彩りを加えているとでも言いましょうか。

そんな所に惹かれた作品でした。

ではストーリーはどうなのかというと、結構騙されます。冒頭でも書いた通り本の帯に「ぼく以外、家族全員「名探偵」。」と謳われている事から、大層な推理小説を期待しておりました。

もし、大層な推理小説を期待しているのであれば、お買い上げになならない方が懸命な判断だと思います。いや、別にですね、営業妨害をしたい訳ではありません。

本書の推しのポイント、セールスポイントは別の所にある訳であります。だから9人、三世代の家族構成でしかもそれぞれの職業、法医学者、推理作家、弁護士、検事、VR探偵、探偵役者、ニュースキャスター、刑事、家事専任者(主人公)とバラエティに飛びに富んでいます。

事件の真相も。

あっ、著者の作品を読んだことがあるかもしれません。確か「掟上今日子の備忘録」。著者の64作品目の著書。一体全体なぜこのタイミングで思い出したのかは分かりません。

そう、結局人間というものは脈絡があるようでない、動機とかそんなものも他人が測れるものではないのかもしれませんね。

常識とか理論とか普通はこうだからこうだとか、そんなものは所詮砂上の楼閣なのかもしれませんね。

で、こう書くと本書の最後も結局そういう落ちなのかと考えてしまったあなたは既に毒されているのかもしれませんよ。

私がこのように書いたのは全く意図せず思ったまま何のフィルターも通さず、指先が思うがままにあるがままにキーボードを叩いた産物なのかもしれませんからね。

くっくっくっ。

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