小説・文芸

最後の1枚の写真からの挑戦状-いけない-道尾秀介

「いけない」の表紙

読者の読解力と想像力と推理力が左右する

 

ある交通事故を皮切りに物語が始まっていきます。各4章から構成されていて、それぞれ個別の視点で話しが進んでいきますが、最後に全てが繋がります

しかし繋がるには繋がるのですが、真相が解明できたか否かは私たち読者の読解力と想像力と推理力に大きく左右されます。

本書は謎を残しつつ話しが展開していきます。少しずつ明らかになったかと思うと、前提が覆され騙された、と驚かされます。しかしまだこの段階では心にモヤがかかったようにスッキリとしない状態を余儀なくされます。

各章の最後には「一枚の写真」が必ず出てくるのですが、その写真にはヒントが隠されています。このヒントから真相に気づくことができれば、モヤが晴れて、謎が氷解されミステリの醍醐味を味わうことができます。

しかしながらですね。私は今全てを読み終えたのですが、なんだか話しがよくわからない部分が沢山残ってしまいました

1章はある程度理解てきたのですが、残りの章はあまり飲み込めないまま文字だけを追って終わってしまいました。

多分これは私の読解力のなさと、少し興味が薄れて集中力が途切れてしまったことが原因かもしれません。この感覚は私だけで普通の人であれば難なく読みこなし、スッキリとした読了感を味わえるのかもしれません。

ちょっとこのままでは悔しいので、もう一度読もうかなとは思うのですが、少し躊躇してしまう自分がいます。

その理由が分かっています。これは1章を読めばわかるのですが、すごく後味が悪い話しなんです。かなり気分が悪くなり現実にこの事故を目の当たりにしたら、と思うとやるせない気持ちになります。

元々、ミステリは好きなのですが、残虐な内容であったり、謎を残したままスッキリしない小説は少し苦手です。

本書を残虐、と書くとそれは少し違うんじゃないの、とお思いになる読者もいらっしゃるかもしれません。謎を残したまま、というのは単に私の力量不足かもしれないので、これは私の問題です。

読むか読まないかの判断はアナタに委ねますが、もし読むのであれば身近に感想を話し会える方にも読んでもらって、結果について話し合って見るといいと思います。

そうすれば私のように一人でモヤモヤすることもないでしょう。

そして可能であれば、読んでみて真相を私に教えて下さい(自分で暴く気がゼロ)

お願い致します。(@pi_chikupa)

本書の帯の裏
スポンサーリンク

タイトル:いけない

著者:道尾 秀介

RELATED POST

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です