小説・文芸

すべてがFになる-理数系天才

天才、登場人物、内容、すべてがSランク

「すべてがFになる」を知ったのは昔放映されていたテレビドラマです。主演の武井咲さん、綾野剛さん、そして最重要人物である真賀田四季博士演じる早見あかりさんが出演されていました。

タイトルからして興味が注がれたのですが、ドラマは非常に面白かった記憶があります。主要人物は全員一般人とは異なる感覚の持ち主。そのキャラクターも興味深い。

ご存知の方も多いと思うので詳細は省きますが(いつも省きますが…)この時代(と言ってもそこまで昔ではありませんが)に書かれたにしては最先端の技術を駆使して描かれています。

20年以上も前の作品ではありますが、恐らく現代では実装出来るであろう設定です。舞台となる研究所の最新設備やロボットの登場。当時は若干SFチックだったかもしれませんが、今では普通に可能な設定に感じます。

それだけ先見の明が、というか著者が工学博士であることに起因しています。

「すべてがFになる」のFは種明かしをされればなんてことはない(どんなミステリやマジックも種明かしされれば当然ですが)のですが、よくこういうことを思いつくなとつくづく関心させられます。

いくら考えても絶対にわからない。

そういえば、私も仕事でよく目にしてました。MACアドレスとか、今思えばなんでなんだろうと思いましたが、本書を読んで、あっ、と思いました。この謎が氷解する感覚は病みつきになります。だから小説を読むのはやめられません。

と、少しネタバラシをしてしまいましたが、そういう数学的な内容や理工学的な内容が随所に導入されていて凄く面白い。

勉強は苦手で詳しいことはよく分からないのですが、本書「すべてがFになる」のような本を読むと、こういう人生に置いて一切必要性がなく、無駄ではあるけど、無駄じゃないっていうのが大変好きです。

無駄とかくと大変失礼に聞こえますが、最後の「解説」を読めば私がそれに影響されて書いたということが少し分かっていただけると思います(自分で自分をフォロー)

ここまで書きましたが、一体何を書いているのか分からないですね。でもいいんです。これは自分の趣味で自分が適当に書きたいことを書いているだけなので(笑)

あとやっぱり凄いのは、ありえない結末です。どうやって真賀田四季博士は殺されたのか。完全な密室で出入りも完全に不可能。しかし絶対に殺されている。ここから導き出される「解」は。

他にも、どうしてシステムが誤作動を起こしたのか。ウィルスなど原因は見つからない。とすると。

論理的に考えるとありえなそうだが、絶対不可能ではない答えが浮かび上がってきます。

ただ面白いだけではなく、頭を使わさられるし唸ってしまいます。うーん。

しかもこの作品は5部作の4番目を当初は想定して作られたというのだから、他の作品も読みたくなってきてしまいました(そうこう書くと同時にAmazonでぽちぽち)

テレビドラマで知って小説を読む。また面白くなってテレビドラマが観たくなってきました。

結構面白い作品だったので、もしまだ読んだり観たことがない方がいらっしゃれば読んで観て下さい。楽しいと思いますよ。

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